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  厚生労働省が、地域包括ケアシステムの構築要素の1つである「生活支援・介護予防」の中の「介護予防」について、将来像を「これからの介護予防」として示しているので解説を行います。

介護予防の理念

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出典:厚生労働省「これからの介護予防」

 厚生労働省が作成された資料ですが、まとめましたので参考までに載せておきます。

介護予防の理念

・介護予防は、高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的としており、「心身機能」のリハビリテーションのみでなく、日常生活の「活動」を高め、家庭や社会への「参加」を促し、QOLの向上を目指す。
→ つまり、「心身機能」「活動」「参加」のそれぞれの要素にバランスよく働きかけて、生きがいを持って生きて頂くという事になります。

これまでの介護予防の問題点

身体機能の回復が優先して、回復した後の維持する場所を創る事が出来ていなかった。
・継続するための「活動」や「参加」に焦点をあててこなかった。

これからの介護予防の考え方

①リハビリの時には、高齢者だけではなく、本人を取り巻く地域の居場所や環境づくりをリハビリ専門職が行い、地域で本人が生きがいを持って暮らせる社会づくりを目指す。
高齢者も生活支援サービスの担い手になることで、結果的に介護予防につながるようになる。
住民主体の体操などの集いを展開して、継続して通う場ができるような地域づくりを推進する。
④上記①~③を推進するには、地域をよく把握する必要がある。
 かつ、市町村は主体的に地域づくりに取り組むことが不可欠!

国際生活機能分類(ICF)

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出典:厚生労働省「これからの介護予防」

 これからの介護予防について、ICF(国際生活機能分類)の考え方を推奨する考えを持っています。

 これからの介護予防の視点で必要となるのは、身体機能だけを見るのではなく、「社会参加」や「活動」も視野に入れ、本人のみならず、周囲の環境である地域を一体として捉え、介護予防を推進していくという方向性が見て取れます。

上記の内容を追記するならば、下記のようになります。

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リハビリテーションの理念

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出典:厚生労働省「これからの介護予防」 

 リハビリテーションの理念でも、単なる機能回復訓練ではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を可能にし、その自立を促していくという、リハビリテーションの本質が記されています。

また、高齢者のリハビリテーションに求められるものについても、生活機能の向上という、実際に地域で暮らしていくために必要な生活機能を向上するという視点の必要さを示しています。

病院の中だけで自立する身体機能になる為にリハビリテーションを行う事は、もうやめて自宅で尊厳をもって生活が続けられる為のリハビリテーションをこれからは行っていくという決意が見受けられます。

これからの介護予防の具体的アプローチについて

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出典:厚生労働省「これからの介護予防」



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