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 地域包括ケアシステムとは、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「医療・介護・予防・住まい・生活支援」が一体的に提供されるケアシステムのことです。

地域包括ケアシステムの原点

 地域包括ケアシステムの原点は、広島県にある公立みつき総合病院で行われていた「出前医療」であるといわれています。

公立みつき総合病院では、転倒して骨折された患者に対してリハビリテーションを行った後、在宅に戻しただけではなく、在宅復帰後に寝たきりにならないように、アフターフォローである出前医療を行ったことがきっかけとなり、効率的かつ効果的に仕組みを構築されました。

昭和59年に公立みつき総合病院では、保健福祉に関する部門を一本化して管理する体制を整え、その後、施設や専門病院を併設していき、さらには地域に出向くことで地域ニーズを把握し地域づくりを行われ、結果的に「医療・介護・予防・住まい・生活支援」が一体となり提供されるシステムができたのです。

地域包括ケアシステムの構成

tiikihoukatukeasisutemu 地域包括ケアシステムでは、5つの構成要素が連携し合う事で成り立つと言われています。

医療:日常の医療(かかりつけ医、有床診療所・地域の連携病院・歯科医院、薬局) 病院(急性期、回復期、慢性期)

介護:サービス(訪問介護・訪問看護・通所介護・小規模多機能型居宅介護・短期入所生活介護・24時間対応型の訪問サービス・複合型サービスなど) 介護予防サービス 施設・居住系サービス(介護老人福祉施設、介護老人保健施設、認知症共同生活介護、特定施設入居者生活介護等)

生活支援・介護予防:老人クラブ・自治会・ボランティア・NPOなどで、相互の助け合いや、サロン活動、介護予防活動の取り組み

住まい:自宅・サービス付き高齢者向け住宅等 上記の5つの構成要素について、地域包括支援センターやケアマネジャーが相談業務やサービスのコーディネートを行う潤滑油となり活躍を行われる事が望まれています。

また、地域包括ケアシステムでは、概ね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活県域が範囲の目安として想定されています。

(基本は「徒歩」にて30分以内に必要なサービスが提供されることと言われていますが、地域さが大きいため、あくまで「基本」を徒歩30分以内とされている自治体がほとんどです)

地域包括ケアシステムに必要なハード・ソフト面

地域包括ケアシステムは、5つの構成要素を見れば、大体は把握できたと思います。

では、具体的にどのようなものが必要になるのか、ハード面、ソフト面で分けて考えてみました。

ハード面

・総合病院

・地域の診療病院

・保健

・福祉総合施設(介護保険施設、リハビリテーションセンター等)

・保健福祉センター、介護予防センター等 ・介護予防活動が行える施設、建物

→ 活動を支える「場」がハード面となります。

ソフト面

・健康づくり運動の実施 ・介護予防(寝たきり0作戦)の取り組み

・在宅ケアの必要性

・保健・医療・福祉・介護の連携

・施設ケアと在宅ケアの連携 ・住民参加

→ 実際に活動を行う「人」であったり、活動を行う「ノウハウ」や「考え方」がソフト面となります。

地域包括ケアシステムの現状

 地域包括ケアシステムは、近年、構築が必要であると言われていますが、実際の地域包括ケアシステムの進展具合は、地域により様々です。

ですが、国は急ピッチで、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでおり、地域に支援員を派遣し成功事例を普及する取り組みを行っています。 今後も、国や都道府県、市町村の動向に目を向け、地域包括ケアシステムの構築を行いましょう。



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