
当サイトでも、度々とりあげている、総合事業の最新情報をわかりやすくまとめて頂いている、三菱UFJリサーチ&コンサルティングから、新たに「新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~」が一般公開されましたので紹介します。
Contents
新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~概要
今回の「新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~」は、これまでの研究を57ページの冊子に分かりやすくまとめた内容となっています。
当サイトでは、「総合事業への移行のイメージ」、「新しい総合事業における移行戦略のポイント解説 (中間報告)」として紹介してきましたが、この2つのものだけでも、かなりの量の情報がありました。
かつ、動画まで準備をされていたのですが、逆を言えば「動画を見なければわからない」というデメリットもあり、動画視聴が出来る環境がない方や、動画を最初から最後まで見る時間が無い方にとっては、なかなか手を出すことが難しい部分がありました。
しかし、今回の「新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~」は、冊子となっているので、スマホやタブレットから閲覧するもよし、プリントアウトしてスキマ時間に見るもよしという、これまでアプローチ出来ていなかった方々にもアプローチしやすい内容となっています。
しかも、非常にわかりやすい説明となっていますので、これまでの集大成ともいえる作品だと思います。
新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~構成
本書では、総合事業と生活支援体制整備事業(生活支援コーディネーター、協議体)についての考え方、実践についてイラストを交えながら説明が行われています。
構成は、前半の「考え方編」と後半の「実践編」の二部構成となっている。
前半の「考え方編」では、総合事業と生活支援体制整備事業についての基本的な考え方を「地域づくり」と「自立支援」から整理されています。
また、行政が総合事業や生活支援体制整備事業を地域で実際に行う際に、誤解してしまう点や、B類型のサービスを作るという考えでなく、地域づくりを行うという発想の転換の必要性が書かれています。
後半の「実践編」では、具体的に自治体で活動を行う際の留意点などを事例を挙げながら説明してあります。
介護予防ケアマネジメント→協議体・生活支援コーディネーター→通いの場作りと生活支援の多様化→上限額の管理
といった流れになっており、それぞれの活動が地域包括ケアシステムを構築していくという全体の流れが把握できます。
新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~入手方法
新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップは、平成 27 年度 厚生労働省老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業、地域支援事業の介護予防・日常生活支援総合事業の市町村による円滑な実施に向けた調査研究事業により作成されていますので、無料で手に入れる事が出来ます。
→ 新しい総合事業の移行戦略-地域づくりに向けたロードマップ報告書
※上記リンクでPDFファイルが見れます。
※PDFデータをダウンロードしたい場合は、上記リンクで右クリックし「名前をつけて保存」して下さい。
新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~考察
メルマガ読者限定で、私が「新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~」を見て、
「なぜここに、あの取り組みを入れていないのだろう・・・」
「あの取り組みが入っていれば、何もわからない市町村は行き先が見えるのに・・・」
という部分がありましたので、その点を追記した記事を作成しましたのでご確認下さい。
→ 「新しい総合事業の移行戦略~地域づくりに向けたロードマップ~」考察
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