2030年ケアプラン組めない自治体の特徴3つ!ケアマネさん確認してください

ケアマネジャー

2030年、ケアプランが組めない街が出てくるかもしれない

「親に介護が必要になったら、ケアマネジャーに相談して、ケアプランを作ってもらう」

これまでは、当たり前のように考えられてきた流れです。

しかし、これからの地域では、その当たり前が少しずつ崩れていく可能性があります。

ケアマネジャーが不足するだけではありません。

たとえケアマネジャーがいたとしても、訪問介護、デイサービス、通所系サービス、地域の支援団体など、ケアプランを実行するための地域資源そのものが減っていく。

つまり、ケアプランは作れても、実際にサービスを提供してくれる事業所が見つからない。

そのような時代が、すでに一部の地域では始まりつつあります。

今回は、2030年に「ケアプランが組みにくくなる自治体」の特徴を3つに整理してお伝えします。

ケアマネジャー、地域包括支援センター、介護事業所、そしてご家族の方にも、ぜひ今から考えていただきたい内容です。

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今回の内容は、YouTubeでもお話ししています。文章よりも動画で確認したい方は、こちらをご覧ください。

第3位 移動コストが高すぎる郊外・中山間地域

まず大きな問題になるのが、移動コストです。

特に訪問介護では、ヘルパーさんが利用者宅を訪問するための移動時間があります。

しかし、介護報酬は基本的にサービス提供時間に対して支払われます。移動時間そのものが十分に評価されるわけではありません。

そのため、移動距離が長い地域では、事業所の負担が非常に大きくなります。

さらに、バスなどの公共交通機関が減便・廃止されていくと、事業所側はガソリン代や移動時間の負担をさらに抱えることになります。

結果として、

「あの地域までは、もう訪問できません」

「このエリアは新規の受け入れが難しいです」

という状況が起こりやすくなります。

これは単なる事業所の都合ではありません。

人手不足、燃料費の上昇、移動時間の負担が重なれば、事業所としても続けたくても続けられない地域が出てきます。

郊外や中山間地域では、今後ますます「サービスがあるかどうか」だけでなく、「そのサービスが自宅まで届くかどうか」が重要になります。

第2位 ヘルパーさんの老々介護が放置されている街

次に深刻なのが、ホームヘルパーの高齢化です。

現場では、利用者さんを支えるヘルパーさん自身も高齢になっているケースが少なくありません。

「親の介護をお願いしたら、来てくれたヘルパーさんの方が親より年上に近かった」

そのような話も、決して珍しいことではなくなってきています。

現在のベテランヘルパーさんたちが、2030年には70代、80代になっていきます。

もちろん、年齢だけで判断するべきではありません。長年の経験を持つヘルパーさんは、地域にとって本当に大切な存在です。

しかし、新しい担い手が入ってこなければ、ある日突然、事業所ごとサービスが縮小・終了してしまう可能性があります。

これは「人が足りない」という単純な話ではありません。

若い世代に介護の仕事の魅力が伝わっていない。

採用支援が弱い。

地域全体で介護職を支える仕組みがない。

そのような自治体では、ヘルパー不足が一気に表面化する可能性があります。

ヘルパーさんの老々介護が当たり前になっている地域は、今のうちから危機感を持つ必要があります。

第1位 国に丸投げで独自支援がない自治体

最も危険なのは、介護の問題を国の制度だけに任せている自治体です。

もちろん、介護保険制度は国の制度です。

しかし、物価高、人手不足、燃料費の上昇、人口減少が進む中で、国が決める介護報酬だけでは地域の介護事業所を守りきれない現実があります。

今、市町村は二極化しています。

ひとつは、

「国が何とかしてくれるだろう」

「制度の範囲内で事業所が頑張ってください」

という自治体です。

もうひとつは、

「このままでは地域の介護が続かない」

「事業所と一緒に、地域をどう守るか考えよう」

と動き始めている自治体です。

たとえば、自治体によっては次のような独自支援を検討・実施しているところもあります。

ヘルパーの移動に対するガソリン代補助。

介護職員への家賃補助。

空き家を活用した小規模拠点づくり。

事業所の声を聞く検討会や協議の場づくり。

地域の実情に合わせた独自の支援策。

このように、国から自治体へ任された課題を、さらに事業所へ丸投げするのではなく、自治体も一緒に考える姿勢があるかどうか。

ここが、これからの地域差を大きく分けていきます。

独自支援がない自治体では、結果的に介護事業所が減り、ケアマネジャーがサービス調整できない状況に追い込まれていく可能性があります。

ケアマネジャーが今から考えるべき2つの防衛策

では、ケアマネジャーやご家族は、今から何を考えればよいのでしょうか。

大きく2つあります。

対策1 親の居住地を本気で考える

ひとつ目は、親の居住地を本気で見直すことです。

これはとても現実的で、少し厳しい話かもしれません。

しかし、これからは「住み慣れた家だから」という理由だけで、最後まで安全に暮らせるとは限りません。

サービスが届きにくい地域では、介護が必要になったときに支援が組めない可能性があります。

そのため、元気なうちに、まだ自分で動けるうちに、サービスが届きやすい場所へ住み替えるという選択肢も考えておく必要があります。

駅前や中心市街地。

病院やスーパー、介護サービスが近い地域。

いわゆるコンパクトシティの考え方です。

もちろん、簡単に決められることではありません。

家族関係、本人の気持ち、経済状況、地域とのつながりもあります。

それでも、将来サービスが届かなくなってから慌てるのではなく、元気なうちから選択肢として話し合っておくことが大切です。

対策2 自治体の介護への本気度を調べる

もうひとつの対策は、自治体の介護への本気度を調べることです。

これは、ケアマネジャーにもご家族にもぜひ意識してほしい視点です。

自分の担当エリア。

親が住んでいる自治体。

将来、自分が暮らすかもしれない地域。

その自治体が、介護事業所をどう支えようとしているのかを確認してみてください。

見るポイントは、たとえば次のような点です。

介護事業者への独自支援策があるか。

訪問介護や在宅介護の維持に向けた予算があるか。

事業所の声を聞く場があるか。

地域包括ケアや生活支援体制整備事業を形だけで終わらせていないか。

高齢者の移動支援や買い物支援に本気で取り組んでいるか。

これからは、自治体格差が介護の質を直撃する時代になっていきます。

同じ介護保険制度の中でも、自治体の姿勢によって、暮らしやすさは大きく変わる可能性があります。

これからのケアマネジメントに必要な視点

2030年、ケアプランが組めない街は確実に出てくると考えています。

これからのケアマネジメントは、目の前のサービス調整だけでは足りません。

利用者さんが、どの地域で暮らすのか。

その地域に、今後もサービスが残るのか。

自治体は介護を支える気があるのか。

地域資源は枯渇していないか。

このような視点まで含めて、利用者さんやご家族と一緒に考える時代になっていきます。

ケアマネジャーは、単に制度を説明する人ではありません。

大切な利用者さんの暮らしを、地域の現実の中でどう守るかを考える専門職です。

だからこそ、2030年に向けて、今から地域の変化を見ておく必要があります。

忙しいケアマネジャーこそAIを活用してほしい

とはいえ、現場のケアマネジャーは本当に忙しいです。

書類作成。

モニタリング。

サービス担当者会議。

給付管理。

家族対応。

関係機関との調整。

その中で、自治体の情報まで調べる時間がないという方も多いと思います。

だからこそ、これからはAIの活用も大切になります。

考える時間をつくるために、AIを使う。

書類作成や文章のたたき台づくりを効率化し、その分、利用者さんや家族と向き合う時間を増やす。

これは、これからのケアマネジャーにとって大事な選択肢になると思います。

公式LINEでは、ケアマネジャー向けに「初めてのケアマネAI 最初の一歩プロンプト20選」を無料でプレゼントしています。

たとえば、長期目標・短期目標の文案作成、支援経過の整理、面談前の確認事項、家族説明のたたき台など、コピーして使いやすいプロンプトをまとめています。

難しい操作は必要ありません。

必要な情報を入れて、AIに貼り付けるだけで、文章のたたき台を作ることができます。

もちろん、AIが出した文章をそのまま使うのではなく、最後はケアマネジャー自身の専門性で確認することが大切です。

ただ、ゼロから考える時間を減らすことはできます。

まとめ

2030年に向けて、ケアプランが組みにくくなる地域には特徴があります。

移動コストが高すぎる郊外・中山間地域。

ヘルパーさんの高齢化が進み、新しい担い手が入ってこない街。

国に丸投げで、自治体独自の支援がない地域。

これらの地域では、ケアマネジャーが頑張っても、サービスそのものが見つからないという事態が起こりやすくなります。

だからこそ、今から地域の現実を見ておく必要があります。

親の住まいをどう考えるか。

自治体が介護にどれだけ本気で取り組んでいるか。

地域資源がこれからも残っていくのか。

ケアマネジャーも、ご家族も、そして自治体も、目を背けずに考える時期に来ています。

2030年は、まだ先の未来ではありません。

大切な人の暮らしを守るために、今からできる準備を一緒に始めていきましょう。

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