今回は、地域の社会資源どれくらい維持できる?
ということの予測を、ある程度根拠のある説明ができるようになる動画のお知らせです↓
国土のグラウンドデザイン2050は、平成26年に出されているものなのですが、今でも指標になるかと思います。
また、重層的支援体制整備事業の参加支援についても解説動画を上げました↓
重層的支援体制整備事業「参加支援」活動のヒント(学生×高齢者サロン×生活支援×イベント)
頭でっかちに最初から「100%」の設計図を描いて、それを実現させようとする、担当者が多い気がします。
まずは、周りに転がっている、関係者との関係性の0を1にする。
それを繋ぐ。
自然に継続性がある関係が出来れば、お互いに信頼が生まれる。
そして、信頼をおける方同士を結び付ければ、50や100の結果に結びつく。
そんなことがわかっていただけるかと思います。
【想像(妄想)主義と経験(実践)主義】
最近、よく思うのですが、制度を作る側の方々と話をすると、想像(妄想)主義の人が多いなぁ、と思います。
頭が良くて、将来のことを予測し、完璧な対策を立てることに、人間は快感を得る生き物です。
なので、想像を連鎖し、妄想に発展させ、色々な対策を立てようとしてしまいます。
それは、制度設計を行う側の人が悪いわけではありません。
ですが、残念なことに、「その想像したい!」という本能がどうしても
「現場を見る」という現実的なことを軽視し、優先順位が低いように思え、実行することができません。
はあ?
と思うかもしれません。
「いやいや、現場が一番重要だってわかっているはず!」と。
ですが、皆さんの周りで、一度でも現場に来たことがありますか?
来たとしても、見学者として「お客様」的な立場で傍観しているだけではないですか?
実際にケアや支援を行い、「経験」までしていませんよね?
それは、彼らが悪いわけではなく、本能がそのようにさせている側面がある訳です。
ということは、この介護保険しかり、制度設計を行うプロセス自体が間違っている事になります。
「制度設計に携わる者は30日以上の実務経験が必要」
とでもすれば、変わるかもしれませんが、
現実的にそんなことできませんよね?
なので、制度設計のスタートから現場を体験せず制度を設計する想像(妄想)主義で制度が作られている訳です。
ですが、本来は経験主義で制度を作らないと、絵にかいた餅でしかありません。
そういうことは、本能的にわかっているけど、これまで続けられた慣習は止められない。
そんな不自然なことって、続きますかね?
私は、不自然なことって続かないと思っています。
それは、老子が言われたとされる「無為自然」というものです。
介護保険というより、日本自体も、この不自然な形が限界を迎えてきているなぁ、と思っています。
まあ、「すぐ」に「全て」がダメになるなんてことはありませんが、
10年以内に「臨界点」を超えるでしょう。
とはいえ、制度や仕組みが崩壊しても、私たちの健康は害されません。
生き続けるというわけです。
そう、制度や仕組みは崩壊しても、あなたは次の日の朝になると目覚め、自然に呼吸を行い、身体が動き続けるのです。
そうなれば、縛り続けて、嫌だなぁと思っていた仕事を無理やりしなくてよくなり、何をするのも「自由」という訳です。
「あれ?成冨さん、どこに行っているの?」
なんて思われたかもしれませんが、そんな時代のど真ん中にいて、今、それを体感していますよ、ということをお伝えしたかったのです。
不安を煽り立てたい訳ではありません。
今のうちから、今の制度に縛り付けられなくなった時に「自分が何をしたいか」をはっきりとさせておいたほうがいいですよ、というお話です。
いざ、急にそうなったら、不安に心が一杯になってしまい、不安しか考えられなくなりますから。
別に、今の仕組みがなくなってもOK!
逆に、自分がやりたい事を自由にできるかもしれない!!
なんて、「自分が本当にしたかったこと」が見つかるんじゃないかと思います。
もし、目の前の業務に流されて、何のために生きているのかわからず、幸せをあまり感じていないようなら、そのようなことを考えると、
人生が満たされるヒントが見つかるかもしれません、というお話です。
そもそも、福祉職って、人を幸せにするのが究極的な目的じゃないですか?
だけど、人を幸せにできるのって、
自分が幸せじゃないと、できないですよね。
ここの基本の部分の教育がない
福祉の教育の根本から間違っているのかもしれませんね。
こういうことって、何故か表立って言いにくいんですよね。
とはいえ、ちょくちょくYoutubeでもしれっと入れていますが(笑)
あなたの、今日が幸せな一日でありますように。
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