地域ケア会議の基本書である「地域ケア会議運営マニュアル」をご存知でしょうか?
地域ケア会議運営マニュアルは、「平成24年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 地域ケア会議運営マニュアル作成事業」で平成25(2013)年3月に、一般財団法人 長寿社会開発センターが作成されたマニュアルです。
そこで今回は、「地域ケア会議運営マニュアル」のご紹介を行いたいと思います。
地域ケア会議運営マニュアルの概要
地域ケア会議運営マニュアルは、地域ケア会議の全てが書かれているといっても過言ではない素晴らしいマニュアルです。
構成は、はじめに、目次、本書の構成、活用方法、第1章~3章、参考資料、地域ケア会議運営マニュアル作成委員会委員名簿となっています。
そのボリュームは何と合計204ページにも及びます。
ですが、そのページ数に圧倒されて読むのをやめられる方が多いのが欠点であるといえます。
実際に読み始めると、難解な語句をわかりやすい解説で行われており、ほとんどの関係者の疑問点に対する答えが、ほぼ書かれています。
地域ケア会議運営マニュアルの要点
はじめに
・地域ケア会議運営マニュアルを 地域ケア会議の開催主体である市町村や地域包括支援センターはもとより、地域 ケア会議に参加する方々の手引きとして、本マニュアルを役立てて頂きたい旨が書かれています。
目次
・地域ケア会議マニュアルの目次が書かれています。ただ、ざっと目を通すのも良いのですが、一度読み終えた後には、地域ケア会議を開催する際の字引を行い際に、要点にマーカーをしたり、キーワードを追記していくと良いでしょう。
本書の構成
・地域ケア会議運営マニュアルの章ごとの構成が書簡潔に書かれています。
第1章「地域ケア会議の意義」
地域ケア会議の意義法令上での定義や位置づけ、その有する機能や役割、目標についての詳細をが書かれています。
特に、混合されがちな他の会議との違いが書かれています。
第2章「地域ケア会議の構築・運営」
地域ケア会議を実践する、設置・構築から開催について具体的な内容と、開催を行った後の改善様々な視点を盛込まれています。
第3章「地域ケア会議の実践例」
地域ケア会議を効果的に実施している先行実践例を8例取り上げています。
それぞれの開催している地域は、市区町村規模・地域包括支援センターの運営形態・地域ケ ア会議の構成の違いごとに取り上げ、掲載されています。
「地域ケア会議」に関するQ&A
厚生労働省老健局から発表された、地域ケア会議に関するQ&Aのまとめ紹介を行われています。
※ここを見れば、基本的な疑問が解消されるかと思います。
本マニュアルの活用方法
こちらでは、地域ケア会議について「どのような情報を得たいのか?」という問いについて、○○ページに乗っていますと、例を挙げて参照ページが紹介されています。
「自分が何を知りたいのかがわからない!」という方でも、逆引き的に使えるので、特に地域ケア会議初心者の方にはうってつけの内容だと思います。
第1章~第3章
本書の構成でもあった、第1章「地域ケア会議の意義」、第2章「地域ケア会議の構築・運営」、第3章「地域ケア会議の実践例」が書かれている、いわばこの本のメインの部分です。
この部分は、何度も読み返して、マーカーを付けたり、付箋や書き込みを行い、自分なりの地域ケア会議マニュアルを作られることをお勧めします。
参考資料
以下の資料が載っています。
・平成25年3月29日「地域包括支援センターの設置運営について」の一部改正について/厚生労働省老健局高齢者支援課長
・上記改正後の全文
・平成年2月14日「「地域ケア会議」に関するQ&Aの送付について」/厚生労働省老健局振興課
・地域ケア会議の5つの機能
・「地域ケア会議」を活用した個別課題解決から地域包括ケアシステム実現までのイメージ
地域ケア会議運営マニュアル作成委員会委員名簿
最後に、この素晴らしい地域ケア会議運営マニュアルを作成された委員の方々の名簿が載っています。
いかがだったでしょうか?
もし、地域ケア会議の運営に悩んでいる方は、効果的な地域ケア会議の運営が行えるようにこの地域ケア会議運営マニュアルで基本をしっかりと学びましょう!
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